SchoolDV プロフェッサーMのポケットe-movie教室
プロフェッサーMのe-movie撮影塾・基本編
これだけ覚えればOK!

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Lesson1自由に!そして大胆に!

高画質・多機能に携帯性を兼ね備えたポケットe-movieの登場によって、いつもで、どこでもビデオを撮れる時代がやってきました。ポケットe-movieをポケットやバッグに入れて一歩歩き出した瞬間から、気分は『何でも自由に撮ってみよう!』です。

ところで、『何でも』はホントに何でも良いのでしょうか?
答えは簡単です。ポケットe-movieを手にするあなたが興味を持った対象であれば、何でもOKです。食べ物に興味のある人だったら、チョットした料理の作り方を追いかけるだけで立派な短編作品になります。日の出から日没まで、自分が住む町の一日を追いかけても面白いでしょう。

ビデオの撮り方に難しい規則は有りません。映像には文章のようにきちっとした文法は無いのです。なにしろ、動画の歴史はまだ百数十年。プロだって、試行錯誤しながら作品作りをしているのが本音です。 映像の作り方・撮り方は基本的に自由!なのです。

しかし自由とは言っても、観る側が違和感を感じるような映像作りは避けなくてはいけないのと、撮影した自分が持った感動を映像を観る側にも感じて欲しいわけです。その為に、いくつかの最低限の決まりのようなものがあります。映画文法とか映像文法とか呼ぶ人もいますが、それほど大それたものではありません。

このコーナーでは、ポケットe-movieで楽しい映像を撮り、そして、みんなで楽しむための簡単なテクニックを紹介していきましょう。これだけ身につければ…
あとは自由に!そして大胆に!

人間の目とカメラは違います。まず、そのことを理解しよう!

ビデオカメラを買ったばかりのユーザーの方は、とかくカメラを振り回す傾向があります。「アレも撮りたい!コレも撮りたい!」という気持ちは分かりますが、チョット待ってください!

肉眼で風景や人物を見るように、キョロキョロと構図が変化しては、そのビデオ作品は落ち着いて観ることのできないものになってしまいます。 人間の視野や視線は、とても頻繁に変化しているのですが、そのスピードでカメラを振り回したらとんでもないことになってしまうのです。

なぜか?人間の目は何かを見つめていても、常に周りの状況へ目を配れるのに対して、ビデオカメラ(映画のカメラでもテレビ用のプロ仕様ビデオカメラでも同じ)は四角いフレームに囲まれた世界だけを見せているからです。限られた四角い世界がチョコマカと動き回っては、これは観にくい映像になってしまいます。一方、この四角いフレームが有るからこそ、映像には表現力が加わり、作品性も出てくるのです。


人物を撮影するプロフェッサーM
実景レインボーブリッジ


何と言っても、基本はフィックス!

フィックスとは英語で「固定する」という意味の言葉。 映像テクニック用語としては、カメラを固定して撮った構図の動かないカットのことを「フィックスのカット」あるいは単に「フィックス」と呼びます。

何と言っても、ビデオの撮影はフィックスが基本です。風景や人物をバランス良く切り撮った落ち着きのあるフィックスのカットには安心感があります。 被写体にカメラを向けたら、まず、一番心地良いフィックスの構図を決めましょうこの時に水平レベルに注意するのを忘れないでください。

カメラをかまえたプロフェッサーM

基本姿勢
足の幅は肩幅よりやや広く


左手で液晶モニターを支えたカメラの持ち方
左手を本体に添えたカメラの持ち方

カメラの握り方
左手は液晶モニターを軽く支えるか、本体に添える


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