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プロフェッサーMのe-movie撮影塾・基本編
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Lesson2パンニングとズーミングの基本

パンニングは、とにかくゆっくりと…


パンニングの最大のコツは、途中でスピードが変化しないようにスムーズな動きをすることです。

大切なことをもう一点挙げるとすれば、水平レベルが狂わないように気を付けること。そして、とにかくゆっくりとカメラを動かすこと。肉眼で見る場合の5倍から10倍くらい時間をかけるつもりでカメラを振ります。 パンニングのトップとエンドでは、必ずフィックスの部分を8秒以上撮るようにしましょう。フィックス部分が無いとパンニングを落ち着いて見られないし、編集の都合でトップかエンドだけをフィックスで使うこともあり得るからです。

目的別にパンニングを大別すると二種類になります。
一つは風景を見せるためのパンニングで、純粋に撮影者の意志やセンスで構図もスピードも決まります。落ち着いてスムーズな動きになるようにリハーサルを重ねてからトライしましょう。

もう一つのパンニングは、人物など画面内にいる被写体の動きを追いかける(フォローする)パンニングです。この場合は、被写体の動きに合わせたスムーズなパンニングを心がけましょう。
また、垂直方向にカメラを振る撮影法はティルトと呼びます。高層ビルの撮影などに最適です。







ズーミングは驚きが伝われば成功!

ズーミングでは、広いサイズから寄っていく場合をズームイン、逆に寄ったサイズから引いてくるのをズームアウトと呼びます。いずれの場合も、 引いている時と寄っている時で、まったく異なる印象の構図になるように心がけます。
例えば、広い空間のロングサイズから人物のクローズアップへのズームインなどは効果的です。引いているときは場所の説明に見えるカットが、人物主役の構図にズーミングで連続的に変化しいていく様は驚きがあるからです。 「あっ!彼女が主役だったのか…」という感じ。ズーミングのキーワードは『発見と感動』です。
なお、ズーミングは強い印象があるため、多用すると作品全体が、くどい印象になってしまいます。くれぐれも、ズーミングは「ここぞ!」という場面だけで使うようにしましょう。




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