SchoolDV プロフェッサーMのポケットe-movie教室
触ってみようポケットe-movie撮影の前に
プロフェッサーMのe-movie撮影塾
Vol.1知ってて得するマニュアル機能
マニュアルアイリス
マニュアルフォーカス
ホワイトバランス
あえてホワイトバランスをずらす撮影法
視度調節って知っていますか?
Vol.2周辺アクセサリーや撮影小道具を使いこなそう

Vol.1知ってて得するマニュアル機能

マニュアル機能でワンランク上のムービーを!

誰にでも簡単に撮れるのがポケットe-movieの最大の特徴です。ほとんどの場面で、フルオートモードでじょうずに撮影できます。

それに加えて、マニュアルモードでのちょっとしたテクニックを身につけていれば、どんな状況でも、ワンランク上のムービーを撮ることが出来ます。

さっそく、知ってて得する二重丸のマニュアル機能をご紹介しましょう。

*ここでは、GR-DVP9を例に操作の説明を行います。

マニュアルモードで撮影するためには、電源DIALをMに。逆光補正はフルオートモードでも使用できます。
マニュアルモードで撮影するためには、電源DIALをに。逆光補正はフルオートモードでも使用できます。



マニュアル アイリス


アイリスとは露出を決める絞りのこと。要するに画像の明るさです。
オートで撮った場合に被写体が暗くなりすぎたり、明るくなりすぎたりする場合に、マニュアルアイリスのテクニックを使います。

マニュアルアイリスのうち、もっとも手軽なテクニックが、逆行補正です。逆光の状態で、被写体が暗くなってしまう時に、逆光補正ボタンだけで簡単に補正できます。
スポットライトなどが当たっていて、被写体が明るすぎる時には、液晶モニターに出る「プログラムAEメニュー」のスポットライト機能で調節します。

状況に合わせて、より正確にアイリスを調整したい場合は、やはり液晶モニターに出る「明るさ補正メニュー」でアイリスをマニュアルに設定しましょう。
逆行補正とマニュアルフォーカスの操作ボタンは、本体右側面面にまとまっています
逆行補正とマニュアルフォーカスの操作ボタンは、本体右側面面にまとまっています


逆光補正前
逆光補正後
逆光補正前
逆光補正後



マニュアル フォーカス


フォーカスとピントは同じ意味で、焦点あるいは焦点距離のことです。
通常の撮影では、オートフォーカスで被写体に自動的にピントが合いますが、撮影条件によって、オートフォーカスが迷ってしまい撮影中にピントが揺らいだり、正確にピントが合わない場合もあります。

遠くのものを大きく写すためにズームレンズの望遠側を使う場合、被写界深度が浅くなるので、ピンボケが起きることが有ります。被写体とカメラの間に金網やネットなどがあり、オートフォーカスが合いにくくなるという経験をお持ちの方も多いでしょう。また、花火のように暗い状況下での撮影、明暗差(コントラスト差)の大きな撮影でも、オートフォーカスは迷いがちです。

マニュアルフォーカスを使うためには、電源ダイヤルをMに合わせ、ピントが合った瞬間にフォーカスボタンを押してフォーカスロックをするか、フォーカスボタンを押した上で+ボタン・−ボタンを使い適正なピントを探ります。この時のポイントは、実際に撮影する画角(レンズ)を無視して、望遠側一杯の状態でピントを合わせることです。被写界深度が最も浅くなりますので、正確なピント合わせが出来ます。望遠側一杯でフォーカスロックをした後、ズームレンズをワイド側にして撮影すれば、被写体の位置が前後に多少変化しても、被写界深度の限度内であれば、ピンボケすることはありません。


ワイドレンズなら、こんな条件でも、全体にフォーカスが合いますが・・・
被写体との間に、金網などの障害物があると、望遠側ではオートフォーカスでピントが合いにくくなります
あらかじめ望遠側で被写体にピントを合わせてから 撮影を始めましょう
ワイドレンズなら、こんな条件でも、全体にフォーカスが合いますが・・・
被写体との間に、金網などの障害物があると、望遠側ではオートフォーカスでピントが合いにくくなります あらかじめ望遠側で被写体にピントを合わせてから 撮影を始めましょう


線香花火 フォーカス×
線香花火 フォーカス○
線香花火 フォーカス×
線香花火 フォーカス○
マニュアルフォーカスでフォーカスロックしておけば、花火のようにコントラスト差の大きな被写体でも、ピントがずれることはありません


ストリーミングムービー
ストリーミングムービー「線香花火」
ストリーミングムービー「線香花火」
ストリーミングムービー
「線香花火」
ブロードバンド(512kbps)用
ストリーミングムービー
「線香花火」
ナローバンド(56kbps)用



ホワイトバランス


ホワイトバランスとは、撮影する場所の光の種類によって、自然な色合いを再現するためにカメラを調整する機能です。簡単に言えば、現場の光の状況に合わせて、白いものが白く写るように調整することです。白が正確に再現できれば、他の色もOKだからです。

通常、設定はオートで大丈夫ですが、蛍光灯と白熱灯といった種類の違う光源の影響を受けている場合や、水銀灯など特殊な光源下での撮影、また、早朝や夕方といった特別な時間帯に撮影する際には、マニュアルでホワイトバランスを設定する必要があります。

メニューを見ると、ホワイトバランスには、「はれ」「くもり」「ハロゲン」といった選択肢があります。これらは、各々の条件で撮影する際に使用します。「ハロゲン」は撮影用ライトのことです。

もう一つ、メニューの中にあるのが「ワンタッチ」です。状況に応じて正確にホワイトバランスを合わせるためには、この設定を使います。カーソルを「ワンタッチ」に合わせた後、フレーム一杯に白い紙などを写します。この時に、白い紙が被写体が受けているのと同じ光を受けるように注意してください。この状態で、決定ボタンを押し続け、「ワンタッチ」の点滅が止まったらOKです。


ホワイトバランス×
ホワイトバランス○
ホワイトバランス×
ホワイトバランス○


ホワイトバランスは、コピー用紙などの白い紙を使って合わせます
より正確にホワイトバランスを合わせるためには、「ワンタッチ」を使用します
ホワイトバランスは、コピー用紙などの白い紙を使って合わせます より正確にホワイトバランスを合わせるためには、「ワンタッチ」を使用します



あえてホワイトバランスをずらす撮影


夕方の風景を撮る場合には、意識的にホワイトバランスをずらして撮ると効果的です。
夕暮れ時は人間の眼で見ても自然光がオレンジ色になっていますが、この時に、オート・ホワイトバランスで撮ったり、ワンタッチ・ホワイトバランスで正確にホワイトバランスを合わしてしまうと、昼間と同じような感じになってしまいます。そこで、マニュアルで「はれ」にホワイトバランスを合わせて撮ってみましょう。風景全体が赤っぽくなって夕方の雰囲気が出てくるはずです。

銀座の夕景ホワイトバランス=オート
銀座の夕景ホワイトバランス=「はれ」
銀座の夕景
ホワイトバランス=オート
銀座の夕景
ホワイトバランス=「はれ」




視度調節って知っていますか?


周りが明るすぎて液晶モニターがよく見えなかったり、バッテリーでの長時間撮影を行う場合には、ファインダーを使って撮影しましょう。この時に覚えておいて欲しいのが、視度調節機能です。近視や遠視の度合いに合わせて、ファインダーの設定を最適な状態に出来ます。普段、眼鏡を掛けている方が、眼鏡無しで見ても、ファインダー内では正確にピントのあった画像を見ることが出来ます。

視度調節をするためには、まず、マニュアルモードにした上で、デジタルズームをオフにします。次に、ズームレンズを望遠側一杯の状態にして、フォーカスボタンを押し、さらに+ボタンを押し続けて、ピントを無限遠に合わせます。この状態で十分遠くにある被写体(煙突とか高圧線の鉄塔などが適当)がもっともはっきり見えるように視度調節レバーで調整します。これで、あなたの目にピッタリと合ったファインダーになります。

視度調節レバーは、ファインダーの裏側にあります
視度調節をする時は、十分遠くにある対象物を選びましょう
視度調節レバーは、ファインダーの裏側にあります
視度調節をする時は、十分遠くにある対象物を選びましょう



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