ビクター・JVCでは液晶テレビに「倍速液晶」技術を搭載。(詳しくは倍速液晶技術 情報ページへ)
「倍速液晶」とは、今まで液晶テレビの不得意とされていた動画映像を「ブレずに」「クッキリ」表示させるため、2005年にビクターが世界に先駆けて開発した液晶テレビの駆動技術で、1秒間に60コマの画像を倍の120コマにすることで動画ボヤケを画期的に改善するものです。
「倍速GENNESA」は、この「倍速技術」を含めた総合インテリジェントシステムとして2007年5月に発表。従来1秒間に60コマの映像1枚1枚にリアルタイムで画像処理をしていたものを倍の120コマ1枚1枚に最適な画像処理を行なうことで、高画質化を実現しています。
画質調整専用CPUにより、同一シーン(映像の1コマ)での明暗部それぞれにおけるコントラスト調整を最適に処理。今まで見えにくかった部分もくっきり鮮やかに、より美しく臨場感豊かな映像を再現します。
●「インテリジェントγ(ガンマ)」及び「新カラークリエーション」の効果シュミレーション
人が美しいと感じる理想的な色の領域「記憶色」を確保し、輝度レベルを決定する独自アルゴリズム開発により、広範囲な色の再現性を向上しています。微妙な階調表現により、輝度アップにともなう白とびや暗いシーンでの黒つぶれなどを解消し、映像に立体感を生み出します。
デジタル放送特有の映像ノイズを「ノイズクリア」「ブロックノイズサプレッサ」「モスキートノイズエリミネーター」から構成される「インテリジェントクリア」で大幅に低減。大画面でも美しい映像再現を実現しています。
1)ノイズクリア
「画像の動き」と「ランダムノイズ」を識別し、動画映像に含まれているノイズ量を自動検出するビクター独自のノイズ検出方式を開発。
従来の映像同期信号部のノイズ検出では不可能だった、DVDや、デジタルビデオカメラで撮影した映像入力等のノイズも正確に検出することで、入力映像の品質に合わせた最適なノイズ低減処理を行い、クリアな映像を実現しました。
2)ブロックノイズサプレッサ
デジタル放送などMPEG画像に含まれるブロックノイズを自動検出。従来除去できなかったグラデーション部のノイズを抑え、解像度劣化の少ない見やすい映像を再現しています。
3)モスキートノイズエリミネーター
デジタル放送、アナログ放送の各ノイズ特性に応じて最適な処理形態に変化する非線形アルゴリズムにより、高いノイズ抑圧効果を実現。デジタル放送に含まれるモスキ−トノイズを抑え、くっきり見やすい映像を再現します。
デジタル放送信号(コンポーネント信号)に残留するクロスカラーやドット妨害を除去。チラツキを抑えた見やすい映像を再現します。
斜め線の傾斜検出+適応補間により、動画の斜め線に発生するジャギーを大幅に改善。動き検出範囲を拡大し、緩やかな動きの画像で発生するジャギーやボケを低減し、なめらかで自然な映像を再現します。