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Everio Story プロの世界から見たEverio

ここではプロフェッサーMが、本職のテレビ番組ディレクターの立場から、Everioが持つ可能性について語ります。アマチュア用のビデオカメラの新しいカタチとして登場したハードディスクムービー・Everioですが、放送のプロや映像のプロの目から見ても、とても興味深い映像機器として見ることができます。

 

動画・静止画・音声がマルチに録れる優位性

プロフェッサーMドキュメンタリー系や情報系・報道系の番組作りでは、まず、リサーチと呼ばれる事前調査が重要です。
しっかりとリサーチを進めておいてこそ、本番の撮影で「何を撮るべきか」「どう撮るべきか」が明確になり、より質の高い番組作りができます。

リサーチは、実際に番組を担当するディレクターが行うことがほとんど。取材対象の地域や人物を訪ね、詳細な調査を進めます。カメラマンや音声マンは伴わず、ほとんどの場合、一人で出かけます。

リサーチの際には様々なツールが必要になります。最近では、デジカメとボイスレコーダーは必携。他に携帯電話やパソコンもありますから、ディレクターのバッグの中はAV機器・IT機器で満杯です。小型のビデオカメラを持って行く場合もあります。

まず動画・静止画・音声が簡単な切り替えだけで一台の機器で録れるEverioの登場は、私たちテレビ番組ディレクターにとって、大きな吉報です。少なくとも、デジカメとボイスレコーダーを一台にまとめることができ、動画まで撮れるのですから。

 

気楽なボイスメモ・動画メモとして

番組のリサーチ時には、ディレクターは多様な、そして膨大な情報を集めます。もちろん、すべてを記憶に頼っていては整理しきれませんから、まずノートにメモを取ります。デジカメで撮るのも、ほとんどメモ代わりの静止画です。

新しいスタイルのメモという意味で活用できるのがEverioのボイスレコーダー機能です。デジカメで静止画を撮るかたわら、ちょっと気がついたことを声のメモで残せるのは便利です。録音日時のデータも残りますから、後から混乱することもありません。

ボイスレコーダーのインデックス画面
ボイスレコーダーのインデックス画面
収録日時等が一目でわかる

同じように、Everioなら動画もメモ感覚で撮ることができます。テープに録画してしまうと、どうしても「編集しなくはいけない」というプレッシャーがかかりますが、ハードディスクなら「いらなければ、あとで簡単に削除できる」とう気楽さがあります。

Sample Movie 飛行機の窓から Streaming Movie Windows Media 512Kbps(音声付き ブロードバンドの方のみ対応)
ムービーを視聴するにはWindows Media Playerが必要です。 まだお持ちでない方は、下のバナーをクリックしてダウンロードしてください。
Windows Media Player
完成したムービーをストリーミング形式(WindowsMedia形式)で出力したものです。Everio本来の画質ではありません。  

  移動中の飛行機の窓から撮った映像。 特に目的がなくてもメモ感覚で動画を撮れるのがEverioの気楽さ
(注: 航空機内では電子機器の使用が制限されています。機内での指示に従って許可される範囲で撮影しましょう。)

 

特ダネを狙え!

EverioとInterLink最近ニュースの特ダネ映像の中に、携帯電話のビデオカメラ機能で撮られた映像があるのをご存じでしょう。アマチュア向けに開発された「いつでも」「どこでも」撮れる機能が、報道の現場でも活躍しているのです。しかし、携帯電話付属のビデオカメラ機能では画質があまりに悪く、番組の中では「携帯電話付属のカメラによる撮影」と但し書きを入れて、数秒使用するのがやっとです。

もしその時、記者やディレクターのポケット中にEverioがあったら… 一般のデジタルビデオカメラ同等の画質で特ダネをビデオ映像にすることができるのです。あらかじめテープを用意する必要がないのも大きなメリットです。

もう一歩話を進めれば、撮った特ダネ映像を移動中のロケ車の中でノートパソコンで編集。携帯電話を使ってインターネットに接続して、編集済みの動画を局へ送信なんて離れ業も夢ではありません。

 

ハイビジョン化の流れとハードディスクムービー

ご存じの通り、放送の世界は今、ハイビジョン化という大きな流れの中にあります。しかし、従来の規格(=NTSC規格)が無くなるわけではありません。もちろん、カメラマンが持つ機材はハイビジョン規格のものが多くなるでしょう。スタジオ番組やドラマもハイビジョン化がさらに進むでしょう。

しかし一方では、今まで映像で伝えることのできなかった貴重な瞬間をとらえ、伝えるということに関して、私たちは常にどん欲です。その時に、「ハイビジョンかNTSCか」という壁はありません。ディレクターや記者が、たまたま遭遇した貴重な瞬間を記録するとしたら… Everioのようなハードディスクムービーは最適の選択と言えるでしょう。

さらに言えば、その貴重な瞬間を記録するのは、私たちプロである必要もないです。市民一人ひとりが、その瞬間・その場所だけの貴重な映像を撮り、それを伝えることができる。Everioの登場は、そんな時代へ向けての第一歩と言えるかも知れません。


プロフェッサーM
本名:増田信示
テレビ番組、企業映像、販売用ビデオなど幅広いカテゴリーの映像作りに携わる映像ディレクター。 雑誌でのアマチュア向け映像製作テクニック論の執筆も多い。

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