プロジェクションテレビの常識を変えた 「D-ILA」 技術 に加え、ビクターだけの高画質、高音質技術を盛り込みました。これまでの映像回路では不可能だった同一画面内における明暗部を独立調整する“映像知能”「ジェネッサ」を搭載。さらに音響メーカーとして培った技術を活かして、大画面にふさわしい高音質音響システムを採用しています。

1926年、世界で初めてブラウン管に「イ」の字を受像させたのは、“テレビの父”と呼ばれる、高柳健次郎（元日本ビクター副社長）でした。高画質にかける彼の情熱と開発スピリットは、その後、私たちビクターに継承されテレビの高画質をリードし、世界初のワイドテレビ開発などを果たしてきました。これからも、すべての人びとにより美しく、感動あふれる高画質の喜びを。人の心を動かす高画質大画面を追求し続けます。

映像知能「GENESSA」LSI

映像の中の暗い部分や明るい部分には、ソフトが伝えたかった映像情報が残されています。世界初※の“映像知能”「ジェネッサ」の中に、毎秒60回のハイスピードで画質を最適に調整する専用CPUを搭載。従来の高画質エンジンでは不可能だった同一シーンでも明暗部それぞれにおける最適なコントラストと色彩改善を可能に。壁の質感や雲の立体感など、これまでのテレビでは表現できなかった映像を再現します。

※2004年4月発表。映像処理LSIに映像処理専用CPUを搭載。

■オートピクチャー機能
映像知能「ジェネッサ」に新たに「オートピクチャー」機能を搭載。映像知能ジェネッサ」で平均輝度を検出し、明るいシーンが多い時に自動的にピクチャーを絞り、まぶしさを抑え目に優しい高画質映像が楽しめます。

音響に定評のあるビクターHi-Fiオーディオでも採用されているオブリコーンスピーカーを採用。通常のコーンではセンター部にある駆動点をずらすことで、中・高域の特性を改善。大画面にふさわしい迫力の高音質を生み出します。さらに、スピーカー振動板の長軸方向を上にして配置。テレビ正面の視聴位置での音質を最適化し、画面全体から音が広がるような音場をつくり出します。

オブリコーンスピーカー
通常のスピーカーはボイスコイル位置が振動板の中心にあるため、共振周波数が一点に集中し、高域共振のピークが大きくなります。オブリコーンでは、振動板を駆動するボイスコイル位置を中心からずらし、中心から外周までの距離に変化を。その結果、高域共振を分散して周波数特性を平坦にすることを可能とし、安定した高音質を実現しています。