スタンダードDVテープ、ミニDVテープ双方のダイレクト駆動を実現する新開発DVコンパチブルメカニズムを採用。最速90倍のFF/REWと20倍の高速サーチ等、安定したテープ走行と高精度な操作性を実現しました。さらに、テープの挿入/取出し時やモード切替時に、常にヘッドを自動的にクリーニングし、最良の状態をキープする「アクティブヘッドクリーナー」を搭載。
4:1:1コンポーネントデジタル処理の8ビットサンプリング、転送レート25Mbpsという高画質DVフォーマットを採用。DV/ミニDV共、様々な入力ソースをデジタルならではの高画質/高密度な映像で記録します。スタンダードDVテープは最長276分(4時間36分)、ミニDVテープは最長60分までの記録時間に対応。また、DVCAM互換再生を実現し、DVCAM制作環境での使用も容易です。
DV信号をデジタルのまま、他のDV機器やPC、VTR、ノンリニア編集システムとダイレクトにやりとり可能なDV入出力コネクターを装備。また、VTRコントロール信号の送受信にも対応。ノンリニア編集時では、素材キャプチャー等もタイムコードのIN/OUT登録のみのバッチ処理で簡単に行えます。
モードの高音質PCMオーディオを搭載。16ビット/48kHzサンプリングの2ch音声と、12ビット/32kHzサンプリングの4ch音声が選択可能。2ch音声は音楽CDレベルの高音質で、デジタルオーディオ/ビデオの同期モードにより、ビデオとオーディオのリップシンクずれを防止。4ch音声ではMDレベルの音質で、空きチャンネルを利用したアフレコ作業等にも対応可能です。
DVCAM方式で記録したテープが再生可能。DVCAM素材のノンリニア編集機への取込みや、アナログ編集システムへの送出に対応します。
映像/音声(1/2ch)を同時に、または独立してインサート編集/アッセンブル編集が可能。キャプスタンバンプ機能を搭載し、フレーム単位の高精度編集が可能です。
アッセンブル編集
1. 編集をおこなう前に下地を作成してください。その時、オーディオモードを編集の時と同じにして下さい。
ファーストエディット対応のコントローラに対応しています。但し、FXE-100でファーストエディットを実行する場合は、(A)バージョンにして下さい。
2. オープンエンド編集(OUT点を設定せず、編集を実行しながら終了点を決める方法)で編集を終了する場合は、ALL STOPボタンでなく、AUTO EDITボタンを使用してください。終了点を決めるとその点が次のIN点になりますが、ALL STOPではその機能が働きません。
また、ALL STOPで終了する場合は次のIN点までの間に記録ブランクが出来ないように、2秒以上長めに編集し、次のIN点設定では必ず記録中の位置になるようにして下さい。記録ブランクがあるとオーディオ系の編集が正常に働きません。
3. 再生中に無記録部分になって画、音声が出なくなってもタイムコードは補間動作が働いてしばらくカウントを続ける場合があります。補間されたカウンター値を編集点にすると記録ブランクが出来てしまいますので、特にご注意ください。
インサート編集
オーディオインサート編集の場合はオーディオモードや編集する素材によって制限があります。
1. DV入力編集
・オーディオモードが48kHz、32kHzのいずれの場合も全CHの編集にのみ対応となります。
・メニューで設定したオーディオモードに関係なく、下地テープとDV入力される信号のオーディオモードが一致するようにして下さい。
2. アナログ入力編集
・48kHzの場合は全CHのみの編集、32kHzの場合はCH1/2とCH3/4が独立して編集できます。32kHzのCH1のみ、といった編集は出来ません。
エディティングコントローラーRM-G820はもちろん、他社の編集コントローラーを接続し、フレーム単位の高精度編集が可能なRS-422A(9ピン)インターフェースを装備。また、ローコストな編集システムを構築するRM-G800/RM-G805に対応するJVCバス端子も装備(BR-DV6000のみ)。 ※BR-DV3000は編集システムの中で、プレーヤーとしてのみ使用可能。
PCからの外部コントロールが可能な別売RS-232CインターフェースボードSA-K46、キャノンケーブルでのオーディオ信号入出力が可能な別売XLRオーディオボード(ボードスロット1基につき、入力用:SA-X61U/出力用:SA-X62Uのどちらかを装着)の組込みが可能。
SMPTEタイムコードの読み取り/書き込みが可能なタイムコードリ-ダ-/ジェネレ-タ-内蔵。プリセット(REC RUN/FREE RUN)/リジェネ、ドロプフレ-ム/ノンドロプフレ-ム、スレーブロックに対応。BR-DV6000はタイムコード入出力端子を装備し、1台のタイムコードをマスターにしたBR-DV6000複数台によるシリーズ記録も可能。
2ch(16bit、48kHz)と4ch(12bit、32kHz)のオーディオ入力に対応。4chでは、1/2chを収録時の音声に使用し、3/4chを追加のナレーションやBGM等のオーディオダビングに使用可能です。
DV入出力に加え、Y/C、コンポジット、コンポーネント(BR-DV6000のみ)のアナログ入出力端子を装備。アナログ環境とデジタル環境をつなぐA/D、D/Aコンバーターとしても利用可能。
別売ネットワークパックSA-DV6000を組込み、MPEG4リアルタイムストリーミングが可能。DVテープの映像/音声や、DV/アナログ入力信号をMPEG4ファイルとしてネットワークに配信。また、BR-DV6000のソフトウェア設定変更もネットワークを通してPCから可能。
別売ネットワークパックSA-DV6000の組込み時、BR-DV6000をネットワーク動画サーバーとして使用可能。クライアントPCからアクセスし、テープ上で指定した映像を表示、動画スキャンニング可能です。
タイムコードへの素早いキューアップが可能な最大20倍高速サーチ、超高速でブランクサーチ可能な最大90倍FF/REWに加え、±1/3倍速ノイズレススロー再生が可能。
通常のNTSC方式に加え、PAL方式での録画再生が可能。多彩な素材をボーダーレスに活用可能です。
※NTSC/PALフォーマットコンバーターとしての使用はできません。NTSC/PALの同時録画再生、アナログPAL入力のPAL録画はできません。
高画質2.5型TFTカラー液晶モニターをフロントパネルに内蔵。テープやモニター等の映像チェックはもちろん、タイムコードやオーディオレベル、各種メニュー設定などの表示も可能です。