私たちが撮った登山ビデオ

大東 由和さん
 登山歴もビデオ歴も30年を超えました。3000メートル級の険しい山になると、一歩間違えば命取りになるところもありますから、撮影には細心の注意をはらっています。縦走など何泊もする場合は、バッテリーを10〜12本は持っていきます。
 温度が低いとバッテリーの寿命が極端に短くなるので、薄いカイロをポーチの中に貼ってビデオカメラを保温しています。また、山で撮影するには体力が必要です。皆の先回りをして待たなければなりませんから、人の歩く1.5倍の早さが要求されます。映像を見て「よくこんな所まで行くなあ」と言われます。撮影している自分の息切れまで記録されますからね。
 撮ってきたビデオは一緒に登った仲間に配っていますが、老人ホームで上映したこともあります。山登りの経験のない方も「行ってみたい」と言ってくださり、撮影するのはしんどかったけれど無駄ではなかったと思いました。


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