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JLIPの概要
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JLIP(ジェイリップ)とは、Joint Level Interface Protocolの略で、ビクターが提唱する
AV機器の汎用制御に用いられるプロトコルのことです。 |
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JLIPの主な規格仕様は? |
シリアル3線式の通信。
JLIP対応機器相互間の接続は、専用ケーブルで接続。
3台までの制御機器の接続には、PCジャンクションボックス(HS-V5KIT等:別売)を用いる。
最大50台の被制御機器が制御可能。
コンピュータとの接続には、PCジャンクションボックスとPC接続ケーブルなどを使用する。
通信速度は、9600bpsを基本とする。
制御機器からのデータ(コマンドフレーム)によって、被制御機器が制御される。
制御機器からの被制御機器の機器内情報を読み出すことが可能。
制御機器および被制御機器からのデータフレームは、11バイト固定長。
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JLIP機器の使用には? |
JLIP対応機器には、被制御機器と制御を行う機器(制御機器)がありJLIPシステム
(JLIPケーブルで接続されている機器)においては、必ず1台のみの制御機器と1台以上の被制御機器が存在します。制御機器は編集コントローラなどのような専用の機能を持ったものや、パソコンなどを用います。被制御機器はVTRやビデオムービーなどJLIP対応のAV機器がこれに当たります。制御機器と被制御機器をJLIPケーブルやPCジャンクションボックスを用いて接続することで使用可能となります。一部の機器には、専用ケーブルが付属します。
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パソコンを用いたJLIP機器の制御について |
パソコンはDOS/V機、PC9800シリーズ、Macintoshのいずれも使用できます。
(ジャンクションボックスとPCの間をそれぞれのパソコンに応じた接続ケーブルで接続します。
PC側には、RS232C相当のインターフェースが必要です)
また、PDAなどでも制御できます。
(OSの制限やパフォーマンス、ドライバ回路の制約のために利用できないことがあります)
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パソコンとJLIP機器を接続して何ができるの? |
デジタルビデオムービーならタイムコード情報が読み出せますので、これを利用して頭出しや編集が正確かつ簡単にできるようになります。自動録画も可能です。(一部の機器を除く)
また、ビデオデッキであればVTRの録画再生制御やTVチャンネル選択も可能になります。複数のビデオデッキを連繋させて長時間録画も可能です。(一部の機種を除く)
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JLIP対応機器は? |
2004年8月現在のおもな対応機器は以下の通りです。(その他の対応機器は、こちら)
D-VHSビデオデッキ:
HM-DHX2,HM-DHX1,HM-DH35000,HM-DHS1,
HM-DH30000(*1),HM-DH20000(*1),HM-DR10000
VHSビデオデッキ:
HR-VFG1
ビデオムービー:
GR-DVA30K(*2),GR-DVX6K(*2)
PC接続キット(*3):
HS-V5KIT(*4),HS-V7KIT(*5)
HS-V17KIT(*6),HS-V15KIT(*6),HS-V10KIT(*6)
*1: HM-DH20000/30000は、チュナーコマンドのサポートをしていません。
*2: このビデオムービーには、PC接続キットが付属しています。
(この機種には、機器どうしを接続するためのJLIPケーブルは付属しておりません。)
*3: PC接続キット付属アプリケーションソフトは、
最新のPC環境をサポートしていない場合がありますが、付属ケーブルについては、支障なく使用できます。
*4: このPC接続キットは、JLIP端子搭載機器の標準接続キットです。
(1つのキットで3台まで接続可能です)
*5: このPC接続キットは、JLIP端子搭載機器の簡易接続キットとして使用できます。
(1つのキットで1台のみの接続が可能です。パソコンによっては、まれに利用できない場合があります。
この場合には、HS-V5KITをご使用ください。)
*6: このPC接続キットは、いくつかのビデオムービー機種専用接続キットです。
(この接続キットでは、JLIP端子搭載ビデオムービー経由でのビデオデッキ等のJLIP搭載機器への接続は可能ですが、
すべてのビデオムービーにJLIP端子が搭載されているわけではありません。必ず、カタログ等でご確認ください。
また、機能の一部に制約がある場合があります。ビデオデッキのみの制御をおこなう場合には、HS-V5KITをおすすめします)
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