シャープ株式会社が、1990年(平成2年)1月から製造・販売いたしました液晶プロジェクター(XV-101T)において、発火事故が昨年1件、今年1件発生いたしました。(2件とも電源プラグをコンセントに差し込んだスタンバイ状態で発火し、周囲一部焼損1 件、天井・壁の一部煤による汚損1 件)
いずれも人的被害はありませんが、今後の発生を未然に防止するため、当該品番及び、同じ仕様の下記対象品番の4機種の使用中止及び回収をお願いさせていただきます。
また、シャープ株式会社が製造し、パナソニック株式会社(旧松下電器産業株式会社)、日本ビクター株式会社が販売した液晶プロジェクター2機種(パナソニック:TH-100CV1、日本ビクター:VX-100T1)につきましても、当該製品と同じ仕様のため、使用中止及び回収をお願いさせていただきます。
このため、3社は、12月3日付の主要新聞紙の朝刊に、リコール社告を掲載し、お客様に周知させていただくとともに、フリーダイヤルを設け、お客様からのお問い合わせに対応させていただきます。
なお、パナソニック株式会社、日本ビクター株式会社が販売した商品で、事故は発生しておりません。
液晶プロジェクター
ブランド |
対象品番 |
製造期間 |
対象台数 |
シャープ | XV-101T |
1990/1 〜 1991/6 |
7,350 |
PG-1000T |
1990/4 〜 1991/3 |
987 |
|
PG-X1000 |
1990/11 〜 1991/5 |
500 |
|
XV-T1Z |
1991/4 〜 1993/8 |
7,062 |
|
パナソニック | TH-100CV1※ |
1991/7 〜 1991/8 |
500 |
ビクター | VX-100T1※ |
1991/12 〜 1992/1 |
200 |
合 計 |
16,599 |
※シャープ株式会社が設計・製造し、完成品で供給したものです。
電源基板内の電気部品(一部の電解コンデンサ)の劣化及び設置環境等により、基板面の絶縁が低下した可能性があります。スタンバイ状態で電圧がかかっている部位で、このように絶縁の低下が生じると(24時間電圧がかかり続けるため)更に劣化が進み、絶縁劣化部分で放電・リークが起こり、徐々に炭化し、発煙・発火に至ることがあると推定しております。上記の6品番については、同型の電源基板を使用しており、同じ可能性があります。
お客様には、
対象製品については、各社の担当者がお客様を訪問し、ご了解を頂いたうえで製品を回収させていただきます。
左図の位置に表示されている品番をご確認ください。
※電話番号をよくお確かめの上、おかけ間違いのないようご注意ください。