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繰り返し記録できるDVD方式の
「DVD-RWディスク」とは?

DVD-RWディスクは、DVDフォーラムで策定された規格であり、DVD-videoと同じ記録容量(4.7GB)を持ち、直径はCD(コンパクトディスク)と同じ12cmの光ディスクです。
DVD-RWディスクは、映像記録用としては、DVDフォーラムの規格である「ビデオレコーディング・フォーマット」を採用したDVD-RWレコーダーで録画・再生が可能です。
また、新たにDVDソフトで使われている「ビデオフォーマット」での録画・再生が可能になりました。(DVD-RW Ver.1.1以降)
※使用できるディスクと機器の組み合わせは、下表を参照して下さい。


◆◆◆ディスクと機器の組み合わせによる互換表◆◆◆

※基本仕様の対応をあらわしています。実際には機器それぞれで異なりますので、詳しくは、機器の説明書をご覧下さい。
ディスク 機器 RWレコーダー DVDプレーヤー DVD-ROM
ドライブ
(注2)
記録モード Ver.1.0
対応機
Ver.1.1
対応機
RW対応
(注1)
RW非対応
(注1)
DVD-RW Ver.1.0 標準/マニュアルモード 録画・再生 録画・再生 再生
ビデオモード ビデオモードでの記録・再生はできない
DVD-RW Ver.1.1 標準/マニュアルモード 録画・再生 録画・再生 再生
ビデオモード 再生 録画・再生 再生 再生 再生
DVD-R  Ver.2.0 標準/マニュアルモード 標準/マニュアルモードでの記録・再生はできない
ビデオモード 再生 録画・再生 再生 再生 再生
DVDソフト 再生 再生 再生 再生 再生
* 標準/マニュアルモード とは、ビデオレコーディングフォーマットに基づいたDVDレコーダーの記録設定モードです。
* ビデオモード とは、ビデオフォーマットに基づいたDVDレコーダーの記録設定モードです。
(注1)機器により、再生できないモデルがあります。
(注2)DVD-ROMドライブ、PCのアプリケーションにより作動しない場合があります。



<DVD-RW記録解説図>

記録概念図

DVD-RWディスクに情報を記録する場合には、レーザー照射によりディスク上の結晶質の一部を非晶質状態のマークに書き換えることにより、ディジタルデータ列に対応したマークが形成されます。DVDを再生する際には、弱いレーザー光をディスクに当て、結晶と非晶質の状態の差による反射光の強弱をディジタルの"0"と"1"のデータ列に読み替えています。書き換えるときには、マークが非晶質に、それ以外の部分が結晶質になるようにレーザー光を制御することで、上書きを可能にしています。

DVD-RWディスクは、記録時の回転制御とアドレス信号の読み出しに、単一周波数によるウォブリングとランドプリピットを組み合わせた方式を採用し、正確なアドレッシングを可能にしています。ディスクは、0.6mmの基板にAgInSbTe系記録膜及び保護膜、反射膜を積層し、0.6mmのダミー盤と貼り合わせた構造であり、1.2mmのCDと同じ厚みとなっています。光強度変調型のマルチパルスレーザー照射で記録し、高精度のマーク形成と1000回以上のオーバーライト記録が可能です。

DVD-RWの基本仕様
項  目 DVD-ROM DVD-R(ver.2.0)
for general
DVD-RW(Ver.1.0)
DVD-RW(Ver.1.1)
1層タイプ 2層タイプ
メディアタイプ 再生専用 ライトワンス 書換形(相変化タイプ)
記録容量 120mm 4.7GB/面 8.5GB(2層) 4.7GB/面 4.7GB/面
記録ビット長 0.267μm 0.293μm 0.267μm 0.267μm
トラック幅 0.74 μm 0.74 μm 0.74 μm
データ転送速度 11.08Mbps 11.08Mbps 11.08Mbps
記録方式 CLV CLV CLV
反射率(PBSをもつPUH) 45〜85% 18〜30% 45〜85% 18〜30%
変調度 (I14/I14H)  ≧0.60  ≧0.60  ≧0.60
ジッタ  ≦8.0%  ≦8.0%  ≦8.0%
記録レーザ波長 650nm 650/635nm
再生レーザ波長 650nm 650nm 650/635nm
対物レンズ開口数 NA 0.6 0.6 0.6
プリフォーマット ウォブル・ランドプリビット方式 ウォブル・ランドプリビット方式
トラッキング
     記録時 プッシュプル プッシュプル
     再生時 位相差トラッキング 位相差トラッキング 位相差トラッキング
セクタサイズ 2048バイト 2048バイト 2048バイト
変調方式 RLL(2,10)制約8-16変調 RLL(2,10)制約8-16変調 RLL(2,10)制約8-16変調
誤り訂正符号ブロック 16セクタ 16セクタ 16セクタ
誤り訂正符号 リードソロモン積符号 リードソロモン積符号 リードソロモン積符号


ビクターの卓越した新開発技術が新世代デジタル高画質・高音質を可能に

新開発の「NEO-PC記録膜」を採用し、優れた録画・再生特性を実現

 
相変化記録膜材料の組成を精密に最適化した「NEO-PC(New Optimized Phase Control)を新開発。
ビクター独自の新開発ディスク製法「JIPS※」により、高い信頼性・安定性・互換性を実現
 
高精度な記録層形成による高い信頼性
高精度反り抑制技術による高い安定性・互換性
高精度製造技術によるエラー原因を徹底的低減
※JIPSとは・・・ビクター独自の新開発ディスク製造技術(専用スパッタリング装置による多層膜構成、高精度貼合わせ、ディスク温度制御、高精度カッティング等)の総称。

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