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平素は弊社Victor “InterLink”製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。

標記の件、2004年3月7日 (米国時間) に発見されました。
このウイルスは危険性の評価が高いため、早急にウイルス定義ファイルを更新し、ローカルドライブのスキャンを行うなどの対策をしてください。

「W32.Netsky.K@mm」は、「W32.Netsky.D@mm」の再圧縮バージョンで、システムのプロセスに常駐し、自身を添付したメールを送信する大量メール送信型のワームです。
独自のSMTPエンジンを使用し、ハードドライブ、およびマッピングされているドライブで発見したアドレスに対し、自分自身を電子メールで送信します。
次の拡張子を持つファイルをスキャンし、電子メールアドレスを検索・収集します。
.dhtm/.cgi/.shtm/.msg/.oft/.sht/.dbx/.tbb/.adb/.doc/.wab/.asp/.uin/.rtf/.vbs/.html/.htm/.pl/
.php/.txt/.eml
C - Y ドライブ上で発見したアドレスに対し、自分自身を「winlogon.exe」として複製します。
電子メールの差出人フィールドは詐称されており、件名、本文、および添付ファイル名は不定です。

ワームは通常メールの添付ファイルで届き、添付ファイルを開くと感染します。添付ファイルを実行していなければワームが活動を開始することはありません。

現在報告されている概要は、下記のようになります。
ウイルスの特徴
1. 種別 : ワーム
2. 亜種 : 「W32.Netsky.D@mm」
3. 別名 :
W32/Netsky-J [Sophos], Win32.Netsky.J [Computer Associates], W32/Netsky.j@MM [McAfee]
4. 差出人 : <詐称されています>
5. 添付ファイル:添付ファイルの拡張子として、“.pif” が付きます。
6. Windows の起動時に必ず「W32.Netsky.K@mm」が実行されるように以下のレジストリキーが追加設定されます。
* 値 : “ICQ Net”= <Windowsシステムフォルダ>\winlogon.exe -stealth“
* 場所 : 上記値が次のレジストリキーに追加されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

対処方法
Norton AntiVirus等のウイルス対策ソフトを常駐させ、ウイルス定義ファイルを更新した最新版で、ドライブのスキャンを行なってください。またコンピューターウイルスは日々、新種のウイルスや亜種が出現しますので、ウイルス定義ファイルは常に最新版のものを使用し監視してください。
 
本ウイルスに関する対処方法や既に感染してしまった場合の駆除方法などの詳細情報は下記 Home ページをご参照ください。

株式会社 シマンテック

関連情報
弊社ウイルス情報
ウイルス情報 :「W32.Netsky.D@mm」 にご注意ください
http://www.victor.co.jp/interlink/xp/topics/virus08.html

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