Victor・JVC /The Perfect Experience
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AVファニチャー「STYLISH THEATER(スタイリッシュシアター)」開発者メッセージ AV機器と人と家具をつなげる豊かなAV生活のスタイルを提案したい

「STYLISH THEATER」の一番の特長を教えてください。

 これまで、一般家庭でのシアタールームやオーディオルームというのは、マニア層だけが実現できる、「手の届かないもの」というイメージが強くありました。確かに、プロジェクターが百万円以上して、その設置工事費用も別途必要で・・・となると、そう簡単には実現できませんよね。
  しかし、現在、大型テレビやプロジェクターも普及価格帯となり、マニアの方でなくても、大画面でスポーツや映画を楽しむことが身近になってきており、もっと気軽に、普段のリビングルームで感動を味わえないかと我々は考えました。
  普段はテレビで楽しんで、「たまにはゆっくり映画でも」とか、「迫力あるスポーツ中継を」といったときは、内蔵されている80インチの大型スクリーンを降ろしてプロジェクターで楽しむ。しかもインテリア性に富んだリビングルームを、大掛かりな設置工事やリフォーム工事なしで実現できることが、この商品の大きな特長だと思います。
  また、ビクターインテリアは、Made in Japanにこだわっており、木工技術や品質管理体制には自信があります。それが、お客様のご満足や安心感につながっていると信じております。

「STYLISH THEATER」への思いを聞かせてください。

 この商品は、開発当初より「マニアでない一般のお客様」をターゲットに据え、そこから絶対にブレてはいけないと思いました。スクリーンや、設置できる大型テレビのサイズをついつい大きくした「夢のホームシアター」になりがちですが、それでは開発者と一部のユーザーの満足にしかなりません。より多くのユーザーの視点に立ち、日本の住宅事情にマッチする、「家族の集まるリビングシアター」を描いてみたとき、スクリーンサイズは80インチが最適だと何度も話し合いながら進めました。
  インテリア商品のすべてに言えることですが、作り手である我々のこだわりを詰め込みすぎてはいけないと考えています。生活の中心であるリビングルームで使っていただくために、シンプルで使い勝手のよいデザインであることを意識しました。画面の周囲に邪魔となり得る装飾は施さないとか、電源コードやケーブルなどの配線が極力見えないための設計をするとか、本来の目的である「映像」が最も見やすいシンプルでフラットなデザインに仕上げています。また、お客様がAV機器や書籍、雑貨などを美しく、こだわりを持って収納・配置していただくため、ご自身でユニットを選び、組み合わせていただけます。

商品化に当たり、苦労した点とそれをどのように克服したかを教えて下さい。

<商品部長・前田>
  デザイナーが絵(平面)で表現したものを、いかにして立体で再現するかが毎回苦労するところです。デザイナーの思いや提案が100あったら、100すべての形で実現させたい。それをどこかで妥協して90とか80になってはいけないと思っています。妥協することで、確実に魅力が半減し、お客様に受け入れていただけなくなります。
 商品開発メンバーで徹底的に話し合って決定した形やデザイン、機能や使い勝手のすべてを最高の形で商品化するために、試作に次ぐ試作を重ね、それらを克服しています。

<デザイナー・横山>
 今回、特に苦労した点は、必要な機器を収納しながらも、人が見やすいテレビ台の高さと、テレビを置いてきれいに見えるバランスに収めることの難しさです。我々は、ミリ単位の寸法で検討して、機器の大きさや、想定したターゲットから、マッチするものと不必要なものを判断し、デザインをより理想的な形に近づけながら、テレビ台の新しいデザインにチャレンジしました。

お客様へのメッセージをお願いします。

 まずは、ビクターがインテリアも作っているということを知っていただきたいですね(笑)。AV機器を製造しているメーカーだからこそ、豊かで感動あふれるAVライフを送るためのノウハウやこだわりが沢山あります。それを、インテリアでも共有し、お客様の楽しみをより広く、深く、濃くできる商品をお届けしていきたいと考えています。
 そして、ビクターのAVファニチャーが目指す、機器と人と家具をつなげる豊かなAV生活のスタイルを提案する商品づくりを、これからも心がけていきたいと思います。

(2007年4月取材)


ビクターインテリア株式会社商品部長 前田 律夫

日本ビクター株式会社デザインセンター第1デザイングループデザイナー 横山 阿貴子


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