ミクロの世界をのぞき見る

クローズアップレンズで大写ししよう

ビデオカメラにはテレマクロ機能があって、接写時に被写体に近づき大きく撮影できるのでたいへん便利です。しかし、テレビ番組の自然観察映像のように、大アップで撮影したい場合には、市販のクローズアップレンズを使用すると、驚きの接写映像が楽しめます。ビデオカメラにはデジタルズームがありますので、クローズアップレンズとデジタルズームを併用すれば、上のビデオ画像のような超拡大シーンを手軽に撮影することが可能です。

クローズアップレンズには、倍率が異なるものが販売されていますが、高倍率になるほど、被写体までの撮影距離が短くなります。昆虫などの小動物は、カメラを近付けることで、逃げてしまいますので、倍率の選択には注意する必要があります。ちなみに、今回使用したハクバ写真産業製のクローズアップレンズNo.3の場合、ピントが合う撮影距離は20〜33cmです。

身近な昆虫などを題材に、あなたならではの観察映像作品にチャレンジしてください。


撮影ワンポイント
『ステップアップリングが便利』
MC500のフィルター径は37mm、一方、MG70のフィルター径は30.5mm。このように径の違うビデオカメラを2台持っていたり、すでに所有しているクローズアップレンズの径が、新しく購入したビデオカメラの径よりも大きい場合には、ステップアップリングを使用すると、有効活用することができます。仮に所有しているクローズアップレンズの径が37mmで、ハードディスクムービーMG70に装着するのなら、30.5→37mmのステップアップリングを使用します。

レンズアクセサリーを扱っている(株)ケンコーやハクバ写真産業(株)、マルミ光機(株)などのメーカーから販売されています。
 


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