沸き立つ熱気

ワイドとアップを撮る

全体の雰囲気や状況がわかるロングショットを撮影したら、それぞれのアップショットも撮っておきましょう。
お祭りの要素はいろいろありますが、例えば、その主役のお神輿。当然、躍動感いっぱいに撮ることで、盛り上がりが演出できます。躍動感は、アップショットの連続で表現します。お神輿の飾りの各部をアップで撮影してつないでいくといいでしょう。さらに、お囃子を奏でる山車、そして和太鼓の演技などなど、動的な被写体ひとつひとつを撮って並べることで、お祭りの臨場感が味わえます。撮り方は、両手を伸ばして人垣越しに撮影します。ロングショットは、お神輿の手前に人が多いほど、その賑わいが伝わります。


●ココを撮る

・練り歩く神輿と人々
・山車と中でお囃子を演奏する人々
・和太鼓の演技
・練り歩く人々

撮影のポイント『俯瞰撮影で変化を付ける』
映像に変化を付けるために、歩道橋の上から撮影するなどの方法がありますが、同じような俯瞰シーンを撮影するのに便利なのが一脚です。今回は伸ばしたときの長さが約160cmの一脚を使用しました。身長170cmのカメラマンが、この一脚を持って撮影すると、カメラは最高で地上高3mの位置から撮影ができます。2.5mぐらいの高さからなら安定して長時間の撮影も可能です。
俯瞰の映像は新鮮です。人垣の中でも、邪魔になることなく撮影ができます。このとき、液晶モニターを下向きにし、リモコンでズームをコントロールすると自在な撮影が可能になります。
人垣越しに少し高いところから撮るだけで、いい映像が撮れます
一脚をかかげて俯瞰撮影。 目線の高さとの映像と違い、混雑していても状況が分かりやすい


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