建物

人物と同様に様々なカットを撮る
撮り方の基本は、ズームやパン、ティルトを使わずに、静止した状態で映像を撮ること。そして、それらのビデオ映像をつないで、被写体となる建物の各部を紹介します。この時、重要なのがワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)です。被写体と離れた位置から撮るよりも、ワイコンを使用して、できるだけ被写体に近づいて撮影したほうが、立体感のある映像が撮れるのです。
ワイドコンバージョンレンズ


ズームバックで人もいっしょに撮る
旅先で、同行者も入れて歴史的建造物を撮りたい。そんな時にはズームバックというテクニックをお勧めします。たとえば空をズームのテレ端(いちばん大きく撮れる側)で撮り始め、そこからゆっくりとズームをワイド側に引いてきます。すると徐々に建物の姿が映りだし、ワイド端(いちばん広く撮れる側)に近づくにつれて、建物の全景と共に人物も撮れるというわけです。実際に撮影する場合は何度か練習して、撮影開始位置と終了位置を決めてから行うといいでしょう。


上達へのワンポイント『三脚のセット方法』
1. 脚は傾斜の大きい場所でない限り、3本とも同じ長さ
だけ伸ばしロックレバーでロック。
2. 3本の脚をいちばん開くところまで開き、地面に立て
ます。
3. 雲台が水平と思われる位置で、パンロックレバーやティルトロックレバーをロック。ビデオムービーを雲台にセット。
4. パン棒を適当な角度に調節。
5. ボールレベラーのロックノブをゆるめ、雲台の水準器を見
ながら水準器内の気泡が赤丸の中央に来るように雲台を調節。
ロックノブをロックして撮影準備完了。
(三脚によって名称や仕様が異なりますので、ご自分の三脚に
照らし合わせてご理解ください)


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